なりたい何かを目指して
なりたくない何かになった
気分はいかが?
なりたい何かを目指して
なりたくない何かになった
気分はいかが?
そいつはあの日に擦った
3センチくらいのクレヨンで
バケモノなのさ
手を上げちゃ押し付け合って
大声で罵り合って
ああ、そうだね 夢に見ていたんだ
不器用なもんだな お前が言うほど
この世界は優しく出来てないんだよ
爪の間は洗って落ちないくらいに
不快な色して濁ってんだ
灰暗い愛唱えてラクガキサマ
間違いなんて問いごとバイバイ
息もできない不出来な身体で
歪んだ君は誰なんだ
決められた線がもどかしくて
塗り絵が嫌いだったこと
教科書破いた紙飛行機
遠く飛ぶ気がしたこと
忘れたなんてさ 言わせないぞ
ずっと苦しんできたんだろう
誰に望まれて何回死んだ?
泣きたい夜に
笑うフリばかりして何様?
わかんないの心にバイバイ
死ぬに死ねない不出来な世界に
縋りたい それは何故?
どうだっていいんだよ わかってるんだろう
それだけ声枯らしたって そんなもんだろう
救えるものもないんだって わかっていたんだろう
可笑しくってたまらない
仄暗い愛唱えてラクガキサマ
間違いなんて問いごとバイバイ
息もできない不出来な身体で
何になるつもりさ
馬鹿みたいに謳えよラクガキサマ
笑えなきゃ泣いたらいいさ
死ぬに死ねない不出来な世界に
歪んだボクは誰?
ねえ ラクガキサマ